カテゴリ
以前の記事
本館はこちら。
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今朝、僕は君のところへ行って来たよ。君の好きだったオレンジの薔薇の花、気に入ってもらえただろうか。 早いね。もうあれから一年だ。帰りがけにデパートへ寄ってきた。赤いチェックのモヘアのマフラー、君の髪の色にとても映えるに違いない。思わず買ってきてしまったよ。 馬鹿ねえって君は笑ってるだろうな。そうやって笑った時に浮かぶ、本当に小さな片えくぼ。これが私のチャーム・ポイントよってちょっと照れくさそうに呟いていたよね。 去年の冬。 クリスマスには少し早いプレゼントは小さなダイヤのついたネックレス。 君は本当に喜んでくれたね。 治ったらこれをつけてディズニーランドに行こうって約束もしたよね。 僕はスノーマンみたいだ。 君が窓の向こうに見えるけれど、手を触れることさえ叶わない。 降りしきる雪の冷たさで眠ることさえ許されない。 でも、寂しくはないさ。こうやって心の窓に映る君の姿をいつだって眺めることが出来るのだから。 さあ、ささやかなお祝いをしよう。君が楽しみにしてたクリスマス。 ショートケーキには君の大好きな真っ赤な苺。 今夜は聖夜。そして…… 君の命日。 作者ホームページ:不思議な世界へ扉を開けて ⇔パレードMAPに戻る
by sleepdog_ms
| 2004-11-29 12:24
| クリスマス・パレード全投稿作品
|
ファン申請 |
||